2009年3月20日(金)〜09年10月12日(月)
開催地:沖縄県・おきなわワールド玉泉洞 “ガンガラーの谷”ケイブカフェ

鍾乳洞で写真展!? 洞窟に巨大ガジュマル出現!

 沖縄本島南部の観光地であるおきなわワールドに、昨年夏新しい世界が世にお披露目。それが、50万年前ともいわれる鍾乳洞跡と古代人の居住跡の残る“ガンガラーの谷”。鍾乳洞内のケイブカフェには、“ガンガラーの谷”の象徴ともいえる〔大主ガジュマル〕(県内最長といわれる)の写真も。この写真は、小町氏がオープン2年ほど前より「ここに凄いガジュマルがある」と聞きつけて偶然に撮影した経緯もあり、今回展示されている写真は改めてこの大写真展に向けて撮影されたものです。
 他に3m×2mの巨大写真が3点、県内各地のさまざまな場所で育ち、面白い形をしているガジュマル写真が多数展示されています。小町氏自身が中心になって少人数で夜を徹して手作りの展示設営。ライトアップも効果を呼び、ふだんの鍾乳洞とはまた違った空間となっています。鍾乳石は1cm伸びるのにも数十年もの時間を要するといわれ太古の昔より天から伸びてきています。また、巨大なガジュマルは台風などの激しい雨風や灼熱の太陽から人々を守り、そんな中で自らも成長し数百年も生きてきています。静かでひんやりとした鍾乳洞と、モノクロで撮られたガジュマル写真が一体化し、まるで新しい小宇宙が生まれたかのようなコラボレーションが実現しているのです。これらを見る平均寿命80年ほどの人間…生きる時間軸の違いを感じ、生命とはいったい何か…そんなことを考えさせられる世界となっているともいえるでしょう。
 小町氏はふだん人間を主に撮っている写真家であり、「ガジュマルも人間を撮るのと同じような対面の仕方で撮っている」と語っています。それはガジュマルの「笑顔」であったり、「泣き顔」であったり…人間と同じように、いわば樹の喜怒哀楽を撮影しているといえるのではないでしょうか。この写真展はその想いが頂点に達したもので、樹は明らかに生き物であり鍾乳石(珊瑚の残骸が堆積し、水分を持って垂れ落ちてきたもの)もたしかに生き物であったということを実感させてくれるのです。
 3月から10月まで長期にわたって開催された“ガンガラーの谷”における『がじゅまる』写真展、県内のみならず全国各地の方々に観ていただきました。
  写真展は終了いたしましたが、ガンガラーの谷の皆さまのご理解とご協力のもと、6枚ほどですが、がじゅまる写真を常設展示しております。
ご近所にお越しの際は、お立ち寄りいただければと思います!

モノクロのガジュマル写真が鍾乳洞の神秘な世界に溶け込んで不思議な空間に…。